
水温が高すぎず、水が綺麗であれば、マリモを育てている容器の水を変えなくても良いと思ってしまうかもしれません。
確かに、マリモは観賞魚などの他の水生生物と違い、水質を厳密に管理する必要はありません。
しかし、やはり定期的な水換えは必要であると言えます。
その理由について、以下に詳しく書きたいと思います。
目次
水中の物質を循環させるため
マリモは、光合成に必要な二酸化炭素や身体を作るために使うミネラル分などを水中から取り込んでいます。
瓶などの容器で育てているマリモは通常、置きっぱなしにされているため、容器の中では水の流れがほとんどありません。
水中は物質の移動が遅いため、マリモの周りに取り込める物質が不足する場合があります。
小さい瓶であれば、水に溶けている物質そのものが使い切られてなくなってしまうことも考えられます。
容器の水を交換することで、マリモに必要な物質が滞っている状態が解消され、同時にマリモに必要な物質を増やすことができるのです。
水を全部変えるのが面倒…というときは、少しだけでもいいので水を交換してあげましょう。
それだけでも容器の中の水が混ぜられるのでマシな状態となります。
マリモが出す排泄物を掃除するため
植物は動物と違って、フンのような目に見える排泄物を出しません。
しかし、マリモは酸素の泡しか出さないというわけではありません。
実は、マリモは光合成でできた糖分を全て使うわけではなく、一部は余分なものとして藻の表面に出します。
マリモが出した排泄物である糖(EPS)は、藻の表面に住んでいる微生物のエサになります。
マリモの中や表面には、小さな生き物が隠れ住んでいます。
人の身体の表面に住んでいる細菌がお風呂に入ってもいなくならないように、マリモにくっついている微生物は水を換えてもいなくなることはありません。
長い間マリモが動かない状態だと、藻の表面にどんどん排泄物が溜まり、それを目当てに微生物もどんどん集まって増え始めます。
何もせずにこれを放置してしまうと、マリモ以外の生物が藻の表面を覆ってマリモを弱らせてしまいます。
水が汚れてきたように見えるときは、もうマリモ以外の生物が大量に増えてしまった後である場合があります。そうなる前に、マリモの表面をキレイにするためにも水換えを行う必要があるのです。
まとめ
水換えは目に見える汚れが出る前に行うのが良いと言えます。一見キレイで問題ないように見えても、中ではマリモにとって過酷な環境になっている可能性もあります。
特に、容器のフタをしたままだと、二酸化炭素が外から入ることがないので、定期的な水換えは二酸化炭素の供給にも重要です。
水温が上がったときもすぐに水を冷やす必要があります。
定期的な水換えで、マリモに過ごしやすい環境を作ってあげましょう🟢

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