複数の小さなマリモを一度バラバラの藻にし、それらを手で丸めて大きなマリモを作ってみました。
マリモをバラバラにするためにフードプロセッサー(ミルミキサー)を使用しました。実際にお土産として売られているマリモも、その糸状体をミキサーで細かくして作られています。
目次
バラバラになる前のマリモたち
大きなマリモに転生する前のマリモたちです。
光合成によってできた泡を出しており、しっかり生きていることがわかります。
マリモをミルミキサーで細かく砕く
マリモの塊を一度解かなければ、しっかりした球体を作ることができません。
今回は普通の食品用電動ミキサー(ミル)を使ってマリモを糸状体に戻しました。
ミル用カップに水槽から取り出したマリモを入れます。まだそれぞれのマリモがしっかりした形を持っています。
カップをミキサーにセットし、3秒ほどスイッチを押しました。
マリモたちがもとの個体の区別がつかないほどぐちゃぐちゃになってしまいました。蓋を開けると草のような匂いが強く出てきます。
よく見ると完全にバラバラというわけではなくある程度の塊が見えますが、今回はこの状態で作業を続けます。
軽く転がしてみると、藻同士が簡単にくっつくので丸くまとめることができます。
しかし、手で丸めようとするとほぐれていない塊のせいか、なんだか歪になってしまいます。
もっと細かく砕いたほうが作業しやすいかもしれません。
そこで、今回はちょっとした道具を使って丸めることにしました。その道具とは、下の写真のような中央が球状になっている瓶です。お土産マリモの容器としてよく使われていますね。
この形の空の瓶に砕いたマリモ糸状体を入れ、瓶の蓋側を持って捻るように回し、遠心力によってマリモを丸くしてみました。
結果はご覧の通り、直径3cmほどのきれいな球体のマリモが簡単に出来上がりました。
水槽に戻してあげます。
市販品と比べると表面のデコボコが目立ちますが、これも立派な丸いマリモと言えるのではないでしょうか!
以上のように、マリモの糸状体を細かくしてまとめることで大きな丸いマリモを作ることができます。ただし、大きすぎるマリモは内部に光が届かず、中身が枯れやすくなるので注意しましょう。
後日談
後ほど色々試してみてわかったことを記録しておきます。
やはり、ミキサーで十分にマリモを細かくした方がマリモを丸めやすく表面も綺麗になります。ミキサーの内容物が青汁のような見た目になるまで砕くといいみたいです。
ミキサーをかけ終えたときにダマになったマリモがあると丸めても崩れやすくなるようです。
一度塊になった藻には藻がくっつきにくく大きなマリモにすることが難しいので、バラバラにした藻を絨毯状に広げて丁寧に外側から集めていくと良いでしょう。
ピンバック: 糸状マリモを集めて球状マリモを作ろう! - マリモの広場