元々マリモは海に住む生き物だった?

マリモの祖先は海の生物であったとされます。現在のマリモは、徐々に塩分が含まれない水の中でも生きられるように進化した種なのです。

今を生きるマリモは高濃度の塩分を含む水では成長できませんが、少し海水を加えた水(汽水)の方が真水のみの場合よりも早く成長することが確認されています

マリモが住む地域は元々海とつながっていました。氷河期などを経て環境が変化したことで海と切り離された湖となり、塩分濃度が低下していったと言われています。

現在の阿寒湖でも塩分が含む水が湧き出る場所があり、そこはマリモの糸状体の群生地となっているそうです。

完全な淡水を好み湧水帯や井戸水が入る池などに多く生育するタテヤママリモと、若干の塩分を好み湖沼に生育する阿寒湖などのマリモとでは環境の好みが違うように見えるが、両者に共通している重要なものが一つあった。それは湧水である。……
北海道の釧路湿原の中にある”おみやげマリモ”の故郷、シラルトロ湖の調査時にも、大群落内の水を調べた。湖水よりかなり塩分濃度の高い水が流れていたが、湿原の地下には縄文時代に取り残された海水が残っていて一部が湖底からわき出し、その上にマリモが大群落を作っていたのだ。阿寒湖の調査時にも大群落の下から鉱泉と思われる湧水が発見されている。
ふしぎ新発見 富山市科学文化センター 湧水から栄養塩採取 マリモの研究③(第44回)

ただし、マリモを飼っている水槽に大量の塩を急に入れてしまうと、浸透圧の変化によってマリモの細胞が損傷を受けてしまいます。

初めは低い塩分濃度の水に慣らして徐々に濃度を上げていくのが良いとされます。

参考

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