人名やペットの名前に『まりも』がある理由を考えてみた


マリモという名前なのにマリモ(毬藻)じゃなかったということがよくあります。

疑問に思うまりこちゃん

ペット動物の名前として『まりも』は意外にも多いようです。ペットだけではなく人名にも『まりも』という音の名前があります。

しかし、例えば『ザリガニ』という名前の猫や『ネコ』という名前の犬などはあまり聞きません。

何故、マリモの名前は他の生き物の名前として使われることが多いのかを考えたとき、マリモの発見や命名とは無関係に、古い時代から『まりも』という名前が実は使われていて、日本人に馴染みのあるものであった…という可能性に思い当たりました。

実際はどうなのかをハッキリさせるために『まりも』という音の名前について調べてみました。

『まりも』という人名の歴史

生き物のマリモの『毬藻』をそのまま名前に当てているものや『真里藻』のように『藻』を含むものは、マリモ発見後に生物のマリモから取られたものであると言って良いと思います。

それらを除いた人名としてのマリモには『真理茂』『茉里萌』『真理萌』や平仮名の『まりも』など、『藻』を含んでいない名前が存在します。

これらの名前は、ひょっとするとマリモ発見以前から日本に存在していた名前であるかもしれないと思い調べてみました。

その結果、これらの名前が記録として確認できるのは1950年以降であり、マリモ発見の1898年以前はもちろん、その後50年の間にも『まりも』という音の名前は確認されませんでした。

名前として『まりも』が含まれる最も古い候補は、心理学者である『守一雄』が使用した『森まりも』ですが、これもペンネームであり本名ではありませんでした。[1]守, 一雄, 1951- – Web NDL Authorities (国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)

人工知能の検索力を借りて同様の調査を行ってみましたが、結論は「『まりも』という音が植物とは無関係に古くから人名として存在していた、という証拠は今のところ見当たらず、植物名から生まれた人名と考えるのが最も妥当」というものでした。

以上のことから「古い時代から『まりも』という名前が日本人に馴染みのあるものであった」という仮説は証明できず、名前の『まりも』は生き物の『毬藻』を由来としている説が最も有力という結論となりました。

名前に付けたくなるほど魅力的なマリモ

マリモは1952年に特別天然記念物となり、国内でマリモブームが起こるなど有名な存在となりました。それ以前に記録が確認できないことからも、その影響で『まりも』という名前が現れたと考えるのが自然だと思われます。

つまり、ペットの名前や人名としての『まりも』はあの真ん丸になるマリモを由来としたものであり、マリモの可愛さゆえに名前にまで使われ始めたということになります。

考えてみれば、植物の名前は人名などとして使われることがよくあります(例えば『ひまわり』など花の名前)。

マリモも同じように、名前として使いたくなる魅力を持った植物と考えられているのかもしれません🟢


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