大きな球体になる阿寒湖のマリモですが、大きいものでは直径30cmを超えます。
確認された史上最大のマリモは、1997年、2002年に群生地のチュウルイ湾で発見された直径34cmのものです。
残念ながら、この大きなマリモは台風の影響で現在は残っていないそうです。
(写真はこちら → 阿寒湖のマリモは増えたのか?|マリモ博士の研究日記)
直径20cm以上のマリモは、ほぼチュウルイ湾のみに生息し、そこでは25cm以上のマリモが約3000個存在するとされています。
近年、もう一つのマリモ群生地であるキネタンペ湾でも20cmを超えるマリモの集団が発見され、大きなマリモが生まれる環境が戻りつつあることが報告されています。
マリモが大きくなるための条件
巨大になれるマリモは放射型の球体マリモ(藻が中心から放射状に整列したもの)だけで、纏綿型の球体マリモ(藻が絡まってできたもの)はそこまで大きく成長しません。
これらの違いについて詳しくは以下のページを御覧ください。
大きくなったマリモの中身はぎっしり藻が詰まっているわけではなく、光の届かない中心部は空洞になっていきます。
大きく成長した球状マリモを半分に割ってみると、切断面には木の幹と同じような年輪が藻の層によって作られていることが知られています。
さらに、この藻の層にはマリモだけではなく細菌(シアノバクテリア)などが共生しており、バクテリアが粘着性の物質(バイオフィルム)を作っていることが報告されています。この物質が糊のようにマリモの藻同士を強く接着するため巨大化しても壊れにくくなると考えられています。
マリモに当たる光の強度が強くなればマリモの最大直径は大きくなると、マリモ研究室室長である若菜勇氏はブログで記述しています。
ただし、家庭で飼うような小さな容器に入った養殖マリモの場合、水温が上がってマリモが弱ってしまうので直射日光は当てないようにしましょう。
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