アメリカザリガニがウチダザリガニと同様に特定外来生物として指定されることになりました。早ければ2023年から規制が始まるとされます。[1]gooニュース アメリカザリガニ、特定外来生物に指定へ 放出禁止に
2020年11月2日からアメリカザリガニ以外の外来ザリガニ類は特定外来生物として指定されていましたが、ついにアメリカザリガニもそのグループに加わることになりました。[2]北海道地方環境事務所_令和2年11月2日から外来ザリガニ類(アメリカザリガニを除く)の飼育や販売が規制されます。
特定外来生物となった生物は、輸入・許可のない飼育・販売・野外に放出することなどが禁止され、これらの行為を行った場合、罰金や懲役が課される恐れがあります。
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アメリカザリガニはどんなザリガニ?
アメリカのニューオリンズ(ミシシッピ川沿岸)が原産とされる赤黒い色のザリガニで、国内へは1927年に食用ウシガエルの餌として鎌倉市に持ち込まれたとされます。[3]北海道ブルーリスト – 詳細内容[4]アメリカザリガニ / 国立環境研究所 侵入生物DB
大きいものは体長12cmほどになります。若い頃は色が黄色っぽいようです。成体のハサミには、他のザリガニにはないトゲトゲがあります。
以前から「日本の侵略的外来種ワースト100」の一種であり、特定の県では既に移動させることなどが禁じられていました。
北海道では1988年に音更町の第二鈴蘭川でアメリカザリガニの定着が確認され、現在そこではアメリカザリガニとウチダザリガニが共に定着していることが知られています。
アメリカザリガニによる被害としては、水田や溜池の土手に穴を掘って破壊したり、在来の水草や貝、ニホンザリガニなどに壊滅的な打撃を与えて生態系を崩すことなどが知られています。[5]環境省_どんな生き物? 身近だけど、ヤバイ奴!
アメリカザリガニとマリモの関係
ウチダザリガニはマリモを食べることが確かめられていますが、アメリカザリガニがマリモを食べるという報告は今の所ありません。