バレエ「まりも」は1962年6月7日より東京文化会館で初演された、アイヌについての創作伝説に基づく演劇です。石井歓氏によって作曲され、旧ソ連の教師ワルラーモフによって主な台本執筆および振付が行われました。
アイヌ民話「マリモの恋」に似ていますが、所々設定が異なっています。あらすじは以下のようになっています。
女主人公セトナは相手に許嫁がいるとは知らずに若者マニペを愛してしまう。婚約という湖の神の宣託を覆して愛を貫こうとするセトナに湖の神は三重苦の試練を与える。試練に耐え安息を得たセトナを追って、マニペも湖に身を投げる。二人はまりもに姿を変え、永遠の愛がここに結実する。
早稲田大学演劇博物館 ソ連時代の民族バレエのコンテクストにおける『まりも』
2幕7場の2時間に及ぶ大作であり、東京で数回のみが公演されたそうです。[1]バレエ組曲「まりも」|マリモ博士の研究日記
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